サイト運営において検索サイトからの流入を増やすためにはSEO対策が必須です。しかし、不正なSEO対策を行っていると検索順位が大幅に低下するペナルティが課され、サイトへの訪問者は大きく減少してしまいます。

 

そこで今回の記事では、Googleからペナルティが課された場合にどのような影響があるのか、ペナルティの対象となる原因と解除方法についても詳しく解説していきます。

GoogleのペナルティとSEOとの関係

Googleにはサイト作成者向けに公開されている「ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)」というものがあり、これに違反するとさまざまなペナルティが課されることになります。

順位低下

具体的にはGoogleからの検索順位が下落し、最悪の場合Google検索ではヒットしないインデックス削除WEBサイトそのものがGoogle検索から非表示となることもあります。

 

ペナルティには、手動ペナルティ自動ペナルティがあります手動ペナルティとはその名の通りGooleの担当者がサイトを確認したうえで判断する方法です。一方で自動ペナルティとはGoogleのアルゴリズムが自動的に違反を検知するというものです。

SEOのペナルティを受ける原因まとめ

ガイドラインに違反する悪質性のあるサイトはGoogleのペナルティが課されることが分かりましたが、そもそもどのような要因によってペナルティが与えられるのでしょうか。

 

今回は代表的なペナルティの要因を6つご紹介します。

リダイレクトペナルティ

リダイレクトとは本来、サイト移転などによってURLが変更となった場合に自動的に転送する仕組みのことを指します。リダイレクト自体はペナルティを課されることはないのですが、検索エンジンによって認識されるページとユーザーに表示されるページが全く異なっていると不正なリダイレクトと判断されることがあります。

 

リダイレクトを悪用すると悪質なフィッシング詐欺やスパムページなどを量産することにもつながるため、Googleでは正当なリダイレクトなのか不正なリダイレクトなのかを厳正に判断しています。

タイトル変更ペナルティ

過去に公開した記事の内容をリライトしたり追記したりすることで、ユーザーにとって有益な情報を提供し続けることができます。場合によっては必要に応じて記事タイトルを変更しなければならないこともあるでしょう。

 

このような正当な理由であれば良いのですが、あまりにも頻繁にタイトルを変更してしまうと不正とみなされ順位が大きく下落してしまう可能性があります。

 

一概に「何回までOK」と言えるものではないですが、記事を公開する際には本当にそのタイトルで良いのか十分吟味する必要があります。

被リンクペナルティ

SEOの効果を高めるためには、検索サイトからの流入だけではなく、他のサイトに貼られたリンクからの流入も効果的ですが、検索順位を上げるため不自然なリンクGoogleに判断されてしまうとペナルティを受けることになります。この不自然なリンクとは、低質なコンテンツを持つサイトや、リンクが貼ってあるだけのようなサイトからのリンクのことです。

 

以前、意図的にお客様が購入したリンクがペナルティになっていたことがあります。その際に、サーチコンソール では下記のような表示がありました。

手動ペナルティ

「手動による対策」で問題を検出されると、ペナルティ状態となってしまい、放置しておくとGoogleの検索結果からサイトを削除されてしまいます。ペナルティを受けた時点では検索結果に表示されていたとしても、時間が経つと指名打ちでも検索結果に表示されない可能性が高くなります。

 

本来であれば、自然に外部リンクを付与されることはサイトの評価向上に繋がるものですが、意図的な外部リンクは評価の対象にはなりませんし、悪影響を及ぼしてしまいます。そのため、不要な外部リンク・購入した外部リンクは削除・否認申請を行う必要があります。

 

そして、ペナルティが課されるのは外部リンクを貼ったサイトだけにとどまらず、被リンク先である自らのサイトもその対象に含まれてしまいます。

重複コンテンツペナルティ

他サイトに書かれている内容をコピーしたり、自サイトのオリジナルコンテンツのように掲載した場合、重複コンテンツとみなされペナルティが課されます。これは単にGoogle内でのペナルティという問題だけではなく、著作権の侵害として法的な問題に発展する可能性もあります。

 

一言一句内容をコピーして制作したサイトはもちろんですが、一部の文言を修正して書かれた記事、他サイトのコンテンツをそのまま埋め込んで構成されているサイトなどもペナルティの対象となるケースがあります。

アフィリエイトペナルティ

アフィリエイトのみが目的で、ユーザーにとって価値のない薄い情報が記載されているようなサイトもペナルティの対象となります。

 

自サイトにしかないようなオリジナル要素を記載し、ユーザーの利益になるようなサイトを構築しないと評価されることはありません。

構造化データマークアップに関するペナルティ

検索エンジンは人間と同じようにテキストの意味を理解することができません。ある程度は理解できたとしても全てを理解することは難しいです。そのため、構造化データの設定を行うことで検索エンジンがページの内容を理解しやすくなり、検索結果に様々な要素が表示されるようになります。

 

しかし、構造化データとユーザーに表示されるコンテンツが異なっていたり、関連性のないコンテンツがマークアップされていたりする場合、グーグルのガイドラインに違反していると見なされ、ペナルティを受けてしまいます。実際にペナルティを受けた場合、サーチコンソール に下記のような画面が表示されます。

構造化データペナルティ

ペナルティを受けているかどうかをチェックする方法

ペナルティの確認方法

自サイトがGoogleからのペナルティを受けているかを確認するためには、サーチコンソールへログイン後、「手動による対策」を選択します。ここで「手動によるウェブスパム対策は見つかりませんでした」という表示が記載されていれば、現在手動ペナルティは受けていないことになります。また、手動ペナルティの対象となった場合はサーチコンソールのメッセージにもその旨連絡が来ます。

 

一方で、自動ペナルティを受けているかを確認するためには、定期的に検索順位の変動を見極める必要があります。ある日突然順位が大幅に下落している場合には、何らかの理由によって自動ペナルティの対象となった可能性があります。

SEOペナルティを解除したい場合はどうする?

万が一ペナルティの対象となってしまった場合、どのような対応が求められるのか紹介します。

サーチコンソールで確認する

サーチコンソールでメッセージが届いた場合、手動ペナルティの対象となっていることになります。メッセージに記載された内容を確認し、原因となっている要因を改善したうえでGoogleへ再審査リクエストを送信します。

 

再審査リクエストを送信する際には、どのような違反内容だったのか、それに対してどのような対策をとったのかを具体的に書きます。

ペナルティの解除にかかる時間

Googleから手動ペナルティを受けた場合、問題点を改善したうえで再審査をリクエストし、サイトに問題がなければペナルティは解除されることになります。

 

自動ペナルティを受けた場合は再審査リクエストの手続きは不要ですが、問題と思われるポイントを修正すれば自動的にペナルティは解除されるはずです。しかし、一概にどの程度の期間でペナルティが解除されるかは分からず、数週間程度で解除されるケースもあれば数ヶ月間順位変動がないケースもあります。

 

Googleのペナルティは必ずしも完全ではなく、時には誤った判断が下されるケースもあり得ます。何が問題となっているのかを突き止め、ガイドラインに抵触していないかを見極めることが重要です。

今後ペナルティを受けないようにするための対策

サイト運営をしていくうえでペナルティを受けないようにするためにはどのような対策が有効なのか、主に2つのポイントを紹介します。

ペナルティを受けた理由を理解する

万が一ペナルティの対象となった場合は、考えられる理由を導き出すことが重要です。自分自身では注意しているつもりでも、知らないうちに被リンクが貼り付けられ、それが原因でペナルティの対象となることもあります。

 

ガイドラインを理解し、あらゆる可能性を探りながらペナルティの対象となった理由を検証していかなければなりません。

ガイドラインに反しないコンテンツ作りを行う

ペナルティを受けないようにするためには、オリジナルコンテンツを充実させて内容の濃いサイトにすることが重要です。他サイトからのコピペやコンテンツの流用はもちろん、過剰な外部リンクやタイトル変更などにも注意しなければなりません。

 

Googleのガイドラインをしっかりと理解したうえで、それに反しないコンテンツ作りを行うのが基本と言えるでしょう。

正攻法のSEO対策

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自社サイトへのリンクを大量に作ることで、サイトを上位に表示させることが出来ていた時代もありました。しかし現在はそのような方法ではサイトを上位表示させることは出来ません。

 

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